SRE立ち上げ奮闘記 〜走りながら考えるエンジニアの目に映った世界〜
応募日: 2024-09-30
Abstract#
「SREのはじめの一歩はどんな感じなんだろう?」
本セッションでは、SRE未経験のインフラエンジニアが中心となり、SaaSサービスの立ち上げ期にSREを実践しているようすを紹介します。PdM、デザイナー、開発エンジニア、カスタマーサクセスが集う十数名のチームメンバーと共に、どのようにSREの考え方を導入・実践し、サービスの信頼性向上に取り組んだのかをお話しします。
- SREについて考えるようになった背景・契機
- ミッションを中心にSREに取り組む(CDNの本格導入/Google App EngineからGoogle Kubernetes Engineへの移行/ステータスページの導入)
- 取り組みを通して学んだこと
- これから取り組むこと
SRE経験はゼロからのスタートでしたが、サービスが成長していく中で、SREの実践に奮闘して得た経験と学びを、赤裸々に語ります。
Detail#
SREについて考えるようになった背景・契機#
2024年7月にヘッドレスCMS「NILTO」の開発チームにインフラエンジニアとしてジョインした私は、Google Cloud上で構築された、今まさに成長中のサービスを目の当たりにしました。2023年12月の正式リリース以降、NILTOの機能開発はさらに加速中でした。
そんな中、Google Cloud認定Professional Cloud DevOps Engineerの取得を契機に、SREへの関心を深めました。試験範囲にあったSREの手法を、私たちのサービスにも適用できるのではと考えたのです。
SREという言葉はまだチーム内にありませんでしたが、プラクティスを適用できる余地は多く、SREの0→1フェーズを経験することは、私だけでなくチーム全体にとって有益だと考え、実践に取り組みはじめました。
ミッションを中心にSREに取り組む#
SREと一言で言っても、そのプラクティスは多様です。まずはインフラエンジニアとしてのお仕事・ミッションを中心に、少しずつ取り入れていくことにしました。
- CDNの本格導入 — サービス選定と並行してドキュメント作成に着手。選定がほぼ完了した段階でIaCによるリソース作成を試行し、CDNとアプリケーションの間に必要な機能の設計・開発と並行して、ドキュメントを充実させていきました。
- Google App EngineからGoogle Kubernetes Engineへの移行 — まずはGKE周辺の構成図を書くことからはじめ、IaCによるリソース作成、移行の検証に取り組みました。モニタリング項目が大きく変わるため、改めて整理も行いました。
- ステータスページの導入 — SLOに関わるシステム稼働情報、メンテナンス情報、インシデント対応状況などをリアルタイムにユーザーへ伝えるため、導入を検討。サービス選定と試用を通じて運用イメージを具体化し、ユーザーへの透明性向上と信頼獲得を目指しました。
取り組みを通して学んだこと、これから取り組むこと#
これらの取り組みは、現在も進行中です。発表では、取り組みの結果や経験から得られた学びと今後の展望について、発表時の最新情報も交えてお伝えします。SRE未経験のインフラエンジニアを起点として、チームで実践してきた道のりを共有することで、同様の課題を抱える方々への一助となることを願っています。
Memo#
カテゴリ: Practices: SREの実践例と得られた教訓 トーク時間: セッション(30分)
対象聴衆とその人たちが得られるもの:
- 新サービスの企画中で、SREってどんな風に始まるの?と考えている人
- サービス立ち上げ期、もしくは実際にサービス運用中で、これからSREを始めていきたい開発/インフラ/運用エンジニア
なぜこのトピックについて話したいのか: サービス正式リリース直後の立ち上げ期にSREの考えを導入して実践するということは、立場や状況によってはなかなか経験が少ないと思います。その経験から得た知見をオープンな場所で発表することで、将来SREに関わるエンジニアの実務への活用や、SREコミュニティの広がりに貢献していきたいと考えています。
トーク可能日: 2025/01/26(日)